第60回関関サッカー定期戦
【開催日時】2015/5/6(水)14:00 kick off
【場所】西京極総合運動公園
キャプテン対談

関関戦をより熱くする為に、今回は関西学院大学サッカー部主将、井筒陸也(写真左)と関西大学サッカー部主将、村上天胤(写真右)に思いを語ってもらいました。
チーム状況について
村上 関西大学は例年に比べてそんなに悪くないイメージ。けど、はじまりだからうまくい かないこともある。関学はどう?
井筒 下級生や去年Bチームだった選手に対して自分たちの思いを浸透させていくのは難し いけど、一ヶ月程たってだいぶ浸透してきた。もっと詰めていきたいと思う。今、不 安なこととかある?
村上 リーグが始まって結果がでない不安はある。本当にこの準備で足りてるのかと思う。
井筒 実際、関西選抜で関西大学と戦って、クオリティーは高いと感じた。今年はああいう サッカーでいくん?
村上 前からかける、スプリントの回数、前にボールを運ぶことの意識は徹底して言って て、そこは変わってきた。
井筒 それは今年からやってる取り組みなん?
村上 今年から目指すサッカーを統一させてて、島岡監督が紙を配って、関大のサッカーで必要なことを示し、今年の関大の 目指すサッカーの統一を図った。そっちはチームの状況どう?不安とかある?
井筒 毎年プレシーズン上手くいかないことが多くて、今年は選抜で選手がいなくて、全日本のやつらは、これから何ヶ月も いなくなったりするから、具体的にチームが上手くいってるかいってないのか分からんくて戦術面とかでも新しく入っ てきた選手特有のプレーとかもあってリーグまで合わせれるのかな?と思っている。関学は監督がしっかりコンセプト を持っていて、今年はこういう風にやっていこうと言ったことに対して選手が自分なり考えてやっていくことが大事か なとは思う。だから、チーム状況は悪くはないイメージ。
相手チームの印象
井筒 個人的には関大は回すのが上手い選手が多くて、いつも苦労させられているイメージがある。
村上 上手い選手は多いけど今年はチームとして勝つということに重点を置いて戦いたいと思っている。
関学さんは去年の結果もみて、攻撃力、得点力は関大も見習わないとと思う。
井筒 関大がボール回すのが上手かったり、足下があるのは入ってきた段階である程度身に付いているか
らなん?
村上 ある程度身に付いてる選手が多いのはあるけど、練習でポゼッションが多いので回すことは練習で
身に付いてるイメージがある。今年はそれに前方向を意識づけることでボールキープだけでなく相
手の脅威になることをしていきたい。
井筒 それは他のカテゴリーにも浸透できてる?
村上 全員サッカーというコンセプトがあるので全カテゴリーで意識出来ている。ただ、去年まで一緒にサッカーしてなかっ た選手が今一緒にやって、合う合わないは当然のようにでてくる。関学は不安ある?
井筒 主将の立場とか幹部とか4回生が指示したらみんなやってくれて、チームの輪を乱すことはないけど、それじゃ力を発 揮出来ないし、どうやったらサッカーに向き合ってくれるか悩んでる。
自チームの注目選手について
井筒 去年のインカレから力をつけてきた福富、池田、小野が今年に入ってすごく頼りがいがあると思う。
村上 関大の注目選手は新二回でFWの竹下玲王。得点するための動き出しが魅力的で、ドリブルで突破
出来るし、味方を使うことも上手いから主将として注目している。関大は今年から17番をエース
ナンバーにしようと考えていて、監督から17番を受け取った選手なので注目してほしい。
井筒 なんで17番をエースナンバーに?
村上 ベガルタ仙台で活躍しているOBの金園選手が大学時代に17番をつけていたことが始まりで、金
園選手は関大らしさを持ってるエースストライカーで得点能力に優れていたことからこの17を関
大のエースナンバーにした。
井筒 竹下君は体の使い方とか上手くていい選手だと去年対戦して思った。勝手なイメージやけど関大が
調子良くないときはボールは保持しててもゴールに向かえてないときやと思うんで今年はそういっ
た選手を中心に改善してきそう。
関関戦の意気込み
井筒 去年なら関学は上位争いが過激な中での関大との関関戦だった。リーグの一節やけどトーナメントの決勝戦のような緊 張感で挑める。そういう意味では関関戦は順位関係なくその時のベストを出せる試合で、勝敗の読めない熱い試合だと 思う。
村上 歴史ある定期戦だから、勝つことが求められる試合やし、会場の雰囲気も独特なので自分にとっては特別なゲーム。
井筒 観客も多くて異常な雰囲気を味わうことのできる試合だと思う。関学はそういったことからモチベーションがあがる 試合だと思っている。
村上 関大は今年は関関戦に運営にも力入れていて、そういった意味では代表として戦う選手はそういった人の為にも絶対勝 たないといけないと感じている。
井筒 関関戦は関学と関大が一つになって動員やエスコートキッズやハーフタイムショーなどを行い、試合に出ることのない 選手もチームに関わって生まれる1つの作品のようなものと感じる。



関西大学の注目選手、竹下玲王
今年はどんな活躍を見せてくれるか。

左上:小野、左下:福冨、右:池田
去年のインカレから頭角を現してきた4回生3人がチームを勝利に導く。